Javaプログラムを作るための環境構築

Javaプログラムを作るための環境構築【ゼロから始めるJavaの基礎~その2~】

環境構築ってなに?

まずはじめに環境構築とはなにか?という所から始めていきましょう。

いざプログラミングを始めましょう!となった場合、皆さんがお持ちのPCそのままの設定では始められないことがほとんどです。それはJavaを始め、プログラミング言語でプログラミングをする場合は開発作業を行う為に必要となる専用のアプリケーションのようなものがあるからです。(お金はかかりませんのでご安心を!)

そして、開発作業が出来るようにPCの設定変更やツールの準備などを行うことを『環境構築』と言ったりします。中には有料のツールもありますが、このサイトでは無料のツールのみを使用していきます。無料とはいえ、実際の開発現場でも使われているようなツールを使用していきます。

さて、Javaでプログラムを作成する際に必要となるアプリケーションのようなものはJDK(Java Development Kit)といい、Oracleという会社から配布されています。(※実際には様々な団体から様々なバージョンが公開されています)今回はみなさんにはOracleのホームページへアクセスして頂き、インストーラーをダウンロードして頂きます。具体的な手順は次のようになっておりますので、一つずつ実行してくださいね。

  • 念のためJavaがインストールされていないか確認する
  • Oracleのホームページへアクセスして、インストーラーをダウンロードする
  • 環境変数の設定を行う(※環境変数について知っている必要はありません)

まずは念のため、お使いのPCにJDKがすでにインストールされていないかを確認しましょう!

画面左下の『虫眼鏡ボタン』、もしくは『ここに入力して検索』と書かれているところに『cmd』と入力してください。すると『コマンドプロンプト』というものが表示されますのでクリックして起動します。

起動すると何やらプログラマーっぽい黒い画面(笑)が表示されたと思いますので、『-java version』と入力しましょう。javaとversionの間には半角スペースが1つ入っています。入力したらEnterキーを押してください。

Enterキーを押した後に次のような画面が表示されたらJava(JDK)がインストールされていないということです。

このような画像以外の表示がされた方はすでにJavaがインストール済みである可能性が高いです。

こちらのページを参考に一度Javaをアンインストールしてからもう一度試してみるか、このページの環境構築を飛ばして次のステップを試してみて、うまく動作しなければアンインストールして、再度こちらのページの手順からやり直す。という流れでもいいと思います。

インストーラーのダウンロードと実行

それでは次に、Oracleのダウンロードページへアクセスしてインストーラーをダウンロードしましょう!リンク先は次の画像のようなサイトになっていますので、少し下へスクロールしてください。

スクロールすると、次のような画面が表示されますのでWindowsタブを選択し、『x64 Installer』のリンクをクリックします。ダウンロードが始まりますので、終わるまでそのままでお待ちくださいね。

ダウンロードが終わったらインストーラーを実行します。ダウンロードの画面を間違えて消してしまった方は、ダウンロードフォルダを探してみてくださいね。

インストーラーを起動すると次のような画面が表示されますので、『次』をクリックします。

次のような画面が表示されたら、枠線で囲まれている部分は後で使用しますので、メモをしておいてくださいね

メモしたら『次』のボタンを押してください。するとインストールが始まります。

インストールが終わると次のような画面が表示されますので、『閉じる』ボタンを押してインストーラーを終了しましょう。

これで「インストール完了!!」と言いたいところですが、もう少しだけ設定を変更していただく必要がありますので、お付き合いをお願いします。JDKのインストール自体は完了したのですが、実際にJDKを使用する際には『環境変数』というものを設定する必要があります。環境変数についてはここでは知っておく必要はありませんので「そういうのがあるんだな~」程度に思っていただければ大丈夫です。

環境変数の設定

まずは画面左下のウィンドウズボタンを押してメニューを表示してください。メニューが表示されたら『設定』ボタンを押します。

設定ボタンを押すと設定画面が開きますので『システム』をクリックします。

システム画面が開いたら左側のメニューの下のほうにある『詳細情報』を押して、開いた画面の右側にある『システムの詳細設定』を押します。

『システムのプロパティ』という画面が開きますので『環境変数』と書いてあるボタンを押します。

『環境変数』というウィンドウが開いたら、『システム環境変数』の『Path』と書いてある箇所をクリックして選択し、『編集』ボタンを押してください。

『環境変数名の編集』という画面が開きますので、右上の『新規』ボタンを押します。すると、新規で入力するテキストボックスが表示されますので、JDKのインストール時にメモをしておいたパスを入力して、末尾に『bin』と追記します。「メモするのを忘れてしまった!」という方は適当なフォルダを開いてから画面左側のメニュー『Local Disk(C:)』を開いてその中にある、『Program Files』⇒『Java』を開いてください。その中に『jdk-17.0.1』というフォルダがあれば、私と同じパスを設定すれば大丈夫です。

この段階でフォルダが見つからないという方は、JDKがインストールされていないか、インストール時にインストール先のフォルダをご自身で変更している可能性がありますのでこのページの最初の手順からやり直してみることをお勧めします。

ここまでの操作が終わったら開いているウィンドウは『OK』ボタンを押して閉じても大丈夫です。これでJDKのインストール作業は終わりとなりますので、ちゃんとインストールが出来ているかを確認してみましょう!

このページの最初のほうで、JDKがインストールされているかの確認をした際に使用した『コマンドプロンプト』を起動します。起動したら『java -version』と入力してEnterキーを押してください。次のような画面が表示されれば無事JDKのインストールが出来ています。

もし表示が異なる場合は、インストールが出来ていないか環境変数の設定の段階で異なる手順を踏んでしまっている可能性があります。もう一度このページを最初から見直すか、エラーメッセージが出ている場合はエラーメッセージをググると解決策が見つかるかもしれません。最初の設定は何かと面倒ですが、頑張りましょう!

煮詰まりすぎると単純なミスに気づけなくなることもあります。少し時間をおいてから再度試してみると、簡単なミスに気づけたりスムーズに作業が進んだりします。焦らずに根気よくやっていきましょうね!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。次回は実際にプログラムを実行する際のコンパイルという作業についてご紹介をし、その後プログラムを作成して皆さんにも実行をしてもらいますのでお楽しみに!