Javaプログラムを作って実行してみよう!
Javaプログラムを作って実行してみよう!【ゼロから始めるJavaの基礎~その4~】
前回は【コンパイルとプログラムの実行】という話題でJavaにおけるコンパイルについてのご紹介をさせて頂きました。なんだか座学的な内容ばかりで申し訳ないです…。
今回からは実際に皆さんにも手を動かしてプログラミングを始めてもらいます。Javaの環境構築さえ終わっていれば特別なツールは必要ありません。「環境構築してないよ!」ってな方はこちらへどうぞ。
さてさて、それでは始めていきますよ〜
1、フォルダの作成
Javaプログラムを保存しておくためのフォルダを作成します。
①デスクトップの空白部分で右クリック
②新規作成→フォルダ
③好きな名前をつける
この時にフォルダにつける名前は何でも構いませんが、後でまた使いますので覚えやく使いやすい短めの(?)名前がお勧めです。
2、Javaプログラムを作成する
Javaプログラムを作成します。今回はコードの中身がまったく理解できなくて大丈夫です。(というか当たり前です)トピックを一通り読み終わる頃には、「最初のコード簡単過ぎwww」と思えるようになっています。
①メモ帳を開く
「メモ帳かよ!」って突っ込んでくれた方がいたら、ありがとうございます(笑) 今回はメモ帳でJavaプログラムを作っていきます。メモ帳は『Windowsボタン』からスタートメニューを開くと『Windowsアクセサリ』フォルダの中に入っています。
②コードを丸写しする
メモ帳を開けたら、次のコードを丸写ししてくださいね。ちなみに左端の縦に並んだ数字は『行番号』と言って、何行目かを見やすくするためのマーカーみたいなものです。皆さんが写すときは、これは無視して大丈夫です。
class FirstJava {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("初めてのJava");
System.out.println("実行時は文字列だけが表示されます");
}
}
③拡張子を『.java』で保存する
コードを写せたらファイルを保存します。いつも通り保存したいところですが、今日はちょっと待ってくださいね。
Javaプログラムを作成する際に使用するファイルのファイル名は、拡張子を『.java』として保存する必要がありますので『.txt』となっている部分を『.java』に変更してから保存してあげてください。
まずは保存場所を先ほど作成したフォルダにします。ファイル名を『FirstJava.java』と入力したら、ファイルの種類をすべてのファイルに変更します。文字コードは『ANSI』に変更してください。
ここまで出来たら『保存』ボタンを押してファイルを保存します。
④コンパイルする(クラスファイルの作成)
Javaプログラムの作成が完了したら、次はコンパイルを行ってクラスファイルへ変換をしましょう。
コンパイルにはコマンドプロンプトというアプリケーションを使用しますが、Windowsに標準でインストールされていますので、新たにセットアップ等は必要ありません。環境構築をしたときに使ったのを覚えてる方もいらっしゃるかもしれませんね。
タスクバーの『ここに入力して検索』と表示されている部分に『cmd』と入力するとアプリケーションが表示されると思いますので、起動をしてください。
※『C:¥Users¥nawak>』と表示されている文字列は、皆様がお使いの環境によって異なります。
画面が表示されたら、次の画像のように『cd desktop¥○○○』と入力してEnterキーを押してください。(※cdとdesktopの間の空白の部分は半角スペースです)
○○○の部分は皆さんがjavaファイルを保存したフォルダ名を入力します。もしファイルを保存するためのフォルダをデスクトップ以外の場所に作成した方はこちらの記事を参考に、カレントディレクトリを変更するか、デスクトップにフォルダを新規で作成し、javaファイルをその中に保存しなおしてください。
次の画像のように『C:¥Users¥×××¥Desktop¥○○○>』と表示が変わっていれば成功です。
次にファイルを指定してコンパイルを行います。コンパイルを実行するためのコマンドは、『javac ファイル名.java』です。
入力が終わりましたらEnterキーを押します。(javacの後ろには半角スペースが1つ入っています。)
特にエラーなどが表示されず、再度『C:¥Users¥×××¥Desktop¥○○○>』などの表示がされていればコンパイルが完了しています。
確認のために、クラスファイルが生成されているか見てみましょう!
javaファイルを保存しているフォルダを開いてみると、javaファイルと同名で拡張子が『.class』となっているファイルが生成されているかと思います。
コンパイルが完了し、クラスファイルが生成されていることも確認出来たら、いよいよ実行をしていきましょう!もし、ここまでの流れが上手く行かないという方はコードを写すタイミングで何かしらのミスをしてしまっている可能性が高いので、下記のポイントを参考に自分が書いたコードがサンプルと一致しているかを確認した上でもう一度試してみてくださいね!
- スペルが合っているか
- 記号が合っているか
- 文末の記号を忘れていないか
- 余分な文字や記号が紛れていないか
⑤クラスファイルを実行する(プログラムを実行する)
クラスファイルの実行も今回はコマンドプロンプトを使用します。クラスファイルを実行するためのコマンドは『java ファイル名』です。javacコマンドで記述した拡張子は記述しないことには注意しておきましょう。
コマンドを記述したら『Enter』キーを押してください。
すると次の画像のように、コードの中に記述していた文字列が表示されたかと思います。
これで初めてのJavaプログラムの実行が完了しました!
とても簡単な処理内容なので人によっては「これでプログラムを実行したって言えるの?」と思っているかもしれませんが、これでも立派な一つのプログラムです!
まずは環境構築から初めてのプログラム実行まで出来た自分を褒めてあげましょうね!
コンパイルの時点でエラーが出てしまい思うように進められなかったという方もいるでしょう。大丈夫です。みんな最初はそうだったんです。
コンパイルをする時に発生するエラーを『コンパイルエラー』と言います。次回は代表的なコンパイルエラーとエラーメッセージの見方、読み方や解消方法をご紹介したいと思います。
今回無理をして実行までたどり着けなくても大丈夫です。次回の記事を読んでいただくと、スムーズに実行が出来るようになる可能性も高いです。煮詰まる前に次の記事を読んでみてからもう一度こちらの記事に戻ってきて試してみるのもおすすめです。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました!